1996-03-09 ArtNo.5236
◆<馬>メガ・インフラ開発は引き続き規制:副首相
【クアラルンプル】マレーシア政府は昨年12月の貿易収支が6億5300万Mドルの黒字を回復したにも関わらず、引き続きメガ・インフラ・プロジェクトに対する規制を維持する方針だ。
アンワル副首相兼蔵相は7日催されたインターネット会議の開幕式を主宰後、「貿易収支の改善でメガ・インフラ・プロジェクトに対する規制を緩和する考えは有るか」との記者の質問に対して以上の方針を明らかにした。それによると、12月の収支は黒字を回復したものの、依然として通年の貿易赤字は一昨年の12億Mドルから92億Mドルに拡大しており、政策を転換するには早すぎる。昨年10月の予算案発表以前に認可されなかったプロジェクトは引き続き認可を控える。これらにはゲンティン・ハイランド/フレーザー・ヒル/キャメロン・ハイランドを結ぶハイウェイの建設や南北鉄道の近代化計画が含まれる。しかしKL国際空港、クアラルンプル・シティ・センター、バクン・ダム、プトラジャヤ行政センター等のプロジェクトは影響を受けないと言う。また新たな金融引き締め措置を採用する考えは有るかとの質問に、副首相はそうした必要が有るとは思わないと答えた。(MBT,STAR,ST:3/8)
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