1996-03-08 ArtNo.5226
◆<印尼>大統領、丁子補助市場局の貿易独占権を再確認
【ジャカルタ】スハルト大統領は丁子補助市場局の過去3年来の丁子貿易独占権を維持する方針を明らかにした。
ハルモコ情報相が月例経済閣僚会議後語ったところによると、スハルト大統領は「丁子貿易独占権は丁子栽培農民に恩恵を及ぼすもので、引き続き維持されるが、農民支援の方式には改善が加えられねばならない」と指示した。1990年にスハルト大統領の末子フトモ・マンダラ・プトラ氏により設立された丁子補助市場局は丁子の市場価格の安定を図る使命を負い、丁子売買の独占権を認められてきた。ハルモコ情報相によると、丁子の生産量は市場の需要に応じて調整される必要があり、丁子補助市場局の在庫は向こう3年間の需要量に一致していると言う。フトモ氏は丁子が大豊作を記録した1992年に生産量の半分を焼却し、需給バランスを回復、丁子補助市場局の財政負担を軽減するよう呼びかけ、農民の反発を受けた。(LZ:3/7)
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