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1996-03-08 ArtNo.5215
◆＜星＞横河電機、３年内に年商Ｓ＄７億、証取上場も
【シンガポール】横河電機(ｱｼﾞｱ)は向こう3年間にその年商を現在の4倍の7億Ｓドルに拡大するとともに、創立25周年を期して1999年にはシンガポール証取(SES)への上場を果たす計画だ。
横河電機(ｱｼﾞｱ)は6日、国家科学技術局(NSTB)の資金援助下の研究開発(R&D)計画を発表するとともに、以上の消息を明らかにした。それによると同社は5000万Ｓドルを投じてディストリ・ビューテッド・コントロール・システム(DCS)の生産を拡大、シンガポールを同システムの供給センターにする計画だ。既にベドック工場の労働集約業務を1000万Ｓドルを投じて設けたバタム島工場に移転した他、昨年別に2棟の工場施設も賃借した。これら2工場は今年10月に稼働、新設計の電力供給システム等の製造に供される。今後4年間には同社が開発したＤＣＳ製品“Ｃｅｎｔｕｍ－ＣＳ”の一層の研究開発に1800万Ｓドルが投じられる。これに伴いＲ＆Ｄスタッフも30人に増員される。製造・加工・管理情報の集中管理を可能にするＣｅｎｔｕｍシステムは、石油、ガス、医薬、食品、繊維産業などで既に広く採用されている。今年3月末締め年度の同社営業額は1億8000万Ｓドルに達する見通しだが、ソフトウェアーの開発活動等も含めた営業額は2、3年内に7億Ｓドルに達する見通しと言う。今年初以来、ＮＳＴＢの資金援助によるＲ＆Ｄ計画を発表したのは米国自動車部品会社のデルコと地元の電子請負製造会社の富裕(FUYU)に次いで3社目。(ST,BT,LZ:3/7)
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