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1996-03-07 ArtNo.5206
◆＜馬＞アナリスト、今年の貿易収支改善予想
【クアラルンプル】アナリストらは一様にマレーシアの貿易収支が今年は改善するものと予想している。
クロスビー・リサーチのヨー・キアットセン取締役は、昨年の収支は顕著に悪化したが、最悪の時期は終わったと語る。同氏は、貿易・経常赤字との格闘を一段落させた政府が今年はインフレの抑制に力を集中するものと予想している。ある外国系調査会社のアナリストは、今年の貿易赤字は25億Ｍドル、経常収支赤字は150億Ｍドルに改善すると予測している。また政府は年内に、現在7.2％の金利を75～100ベーシスポイント引き上げると見られている。
アンワル副首相兼蔵相は今週中に昨年12月の貿易統計を発表する予定だが、この点について質問されたラフィダ通産相は5日、「勿論黒字」と述べ、詳細は統計発表後にコメントすると語った。またアンワル副首相の秘書も12月の貿易統計に何ら動揺すべきものはなく、経常収支もうまくコントロールされているとコメントしている。アナリストらは12月の貿易黒字を5億Ｍドル以上と見、通年の貿易赤字は93億Ｍドル、経常赤字は175億Ｍドルと、いずれも大蔵省予測の各96億Ｍドル／182億Ｍドルを下回る予測を行っている。マレーシアの一昨年の貿易赤字は22億Ｍドル、経常赤字は110億Ｍドルだった。(NST,MBT,STAR,ST,BT:3/6)
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