SEAnews 1996-03-05 ArtNo.5176

【シンガポール】シンガポールの不動産開発会社は過去数年の不動産値上がりで1995年度に記録的な利益を報告するものと予想されている。
ＩＮＧベアリング証券アナリストによれば、シティー・デベロプメントLtd(CDL)がその最たるもので、同社は過去2年間に着工したプロジェクトの大部分のユニットが売約済みとなっている。他のアナリストも、同社が過去数年最もアグレッシブに新プロジェクトを手掛けてきたとし、最大の増益を報告するものと予想、ＪＭサッスーンは、ＣＤＬの業績が93－95年の間に着工された12件の住宅プロジェクトに牽引されるものと見ている。エスティメート・ディレクトリーが集計したアナリストのコンセンサスでは前年比60％増の3億2060万Ｓドルの純益が見込まれ、不動産開発が税引き前利益の60－70％に貢献するものと予想されている。アナリストはやはり住宅不動産市場で積極的な活動を見せてきたＤＢＳランド(DBSL)も力強い増益を記録するものと予想している。同社の場合アナリストの平均純益予測は前年比32％増の1億9620万Ｓドルとなっている。ストレーツ・スチームシップ・ランド(SSL)等の他の不動産会社の好調も予想されており、これらの企業は今週から続々その業績を発表する。(BT