1996-03-04 ArtNo.5158
◆<星>SSL、テロック・ブランガ再開発事業に参加
【シンガポール】ストレーツ・スチームシップ・ランド(SSL)は親会社ケッペル・コープのテロック・ブランガ造船所跡の再開発事業に参画する見通しだが、同プロジェクトから利益を上げられるのは1998年後半以降になる見通しだ。
SSLは明日(3/5)発表される95年度決算に8500万Sドルの純益を計上、今年度のそれは1億Sドルをマークするものと予想されている。しかし新たな国内住宅プロジェクトを有せず、海外プロジェクトがいつ業績に貢献するかも明らかでないことから、アナリストらは1997年の純益は32%(S$4700万)の落ち込みを見る恐れが有ると予想していた。こうした中でケーヒアン・ジェームズ・ケーペルはケッペル幹部の消息としてSSLがシンガポールにおける最大規模のコンドミニアム・プロジェクトになるテロック・ブランガの再開発に参画、1997年下半期から収益が期待できるとの見通しを発表した。しかしケッペル・スポークスマンによると、関係開発事業計画は今年末に土地局に提出され、実際の工事は1997年末もしくは1998年以降になると言う。当局は着工以前のプロジェクトの売り出しを認めていないことから、ケッペルにしろSSLにしろ同プロジェクトから利益が上げられるのは98年以降になりそうだ。同プロジェクトではワールド・ロレード・センターに隣接した350万平方フィートの土地に3000~4000ユニットのコンドミニアム、オフィス・ブロック、ホテル、マリーナ等の建設が計画されている。(BT:3/2)
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