1996-03-02 ArtNo.5143
◆<星>マリン・サプライ社、蘭企業コプケと用船事業で合弁
【シンガポール】オランダの海事企業コプケ・インターナショナルとシンガポールのマリン・サプライCoは合弁会社マリン・サプライ・コプケをシンガポールに設立した。
コプケのアーサー・フリプス重役(マーケティングGM)とマリン・サプライのリー・アーゴー重役(MD)が木曜(2/29)記者会見し、明らかにしたところによると、2月27日に調印された合弁契約の下、コプケが51%、マリン・サプライが49%を出資、当初払込資本100万Sドルの新会社が設立された。新会社は4月から営業を開始、船舶供給業務を中心に初年度に1700万Sドル、第2年度に2700万Sドルの売上達成を目指す。税引き後の利益マージンは5%前後と見込まれている。両社は事業の展開に応じ、1000万Sドル以上を合弁事業に投資する。
船舶供給、国際貿易、技術サービス、ロジスティクスの4事業を中核とするコプケの年商は連結で4億Sドル。コプケとマリン・サプライの合弁協議は10年越しのものだが、コプケが昨年、欧米での事業拡大計画を完了、東南アジアと中東への進出を本格化する中で、計画が具体化した。リー氏によると、マリン・サプライは最終的に新会社に吸収される見通しだ。(BT:3/1)
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