1996-03-01 ArtNo.5131
◆<馬>IRIS、M$1.8億工場で先端チップ製造
【クアラルンプル】IRISテクノロジーズ(M)Sdn Bhdは1億8000万Mドルを投じてブキ・ジャリル・テクノロジー・パークに建設中の新工場で7月からパスポートに使用されるチップ800万ユニット以上を生産、出入国管理オフィスに納入する。
IRISのトニーK.H.ロー重役(MD)が水曜(2/28)語ったところによると、同チップには4500万個のトランジスターが収納されており、パスポートの有効期間、所持者の名前、住所、指紋、写真等の情報をコード化して記憶する。同コードを解読するには数十億ドルのコストと1000労働年の労力を要するため、ほとんど偽造は不可能になる。この種のチップを搭載したスマートカードは、クレジット・カード、チャージ・カード、運転免許証、身分証明書、パスポートに応用することが可能だが、実際にパスポートを代替するようになるのはなおかなり先のことになる。同社は当初年間5000万枚のスマート・カードを生産するが、第2期工事が完成すれば、年産能力は1億5000万枚に拡大すると言う。(MBT:2/29)
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