1996-02-29 ArtNo.5112
◆<星>URACO、ライバルCAMの第3の株主に浮上
【シンガポール】ディスク・ドライブ業界向けのアルミ・ダイカスティングや精密エンジニアリングを手掛けるURACOホールディングズは27日、同業ライバルのCAMメカトロニク発行株式の6.3%に相当する1506万株をヤマイチ・マーチャント・バンク(シンガポール)Ltdを通じて1506万Sドルで買い取ったと発表した。
ヤマイチは先にCAM会長兼CEOのレイモンド・チュウ氏から同社株を1株1Sドルで1500万株買い取ると発表していた。一方、26日には、ブリキ缶製造のセントサラウンド・ワールドワイド社がCAMの複数の管理職から同社株5025万株を買い取り、持ち株比率を当初の0.97%から22%に高めた。URACOは27日、同社とセントサラウンドとの関係およびCAM乗っ取りの噂を否定した。CAMは同社株の取引についてコメントを避けている。CAMの最大株主はチュウ氏(33.48%)で、セントサラウンド(22%)がこれに次ぎ、URACO(6.3%)が3位となっている。(ST,BT,LZ:2/28)
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