1996-02-24 ArtNo.5062
◆<馬>MTUC、来月EPF低配当に抗議のピケ実施
【クアラルンプル】マレーシア労働組合会議(MTUC)はアンワル副首相の呼びかけに関わらず、来月第1週に被雇用者積立基金(EPF)の低配当に抗議する全国規模のピケを実施する。
MTUCのG.ラジャスカラン書記長が22日語ったところによると、MTUCはピケを実行してもEPFの配当率が引き上げられないことは理解しているが、何らかの行動を通じて労働者の不満を表明する必要が有り、また今回のピケにはEPF局(EPFB)の内規違反に抗議する意味も含まれていると言う。アンワル副首相兼蔵相は21日高配当を実現するためにEPFが株式投資等のハイリスクなベンチャーを手掛けることは認めないとする一方、ピケ中止を呼び掛けていた。EPFBは去る17日、前年を0.5%ポイント下回る、15年来最低の7.5%配当率を発表していた。EPFBのサレフディン・モハマド会長は、EPFの投資は90%が金利ベースのもので、昨年の低金利が投資収益に大きな影響を及ぼしたと、配当率引き下げの理由を説明していた。(NST:2/23)
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