1996-02-24 ArtNo.5058
◆<馬>クリム・ハイテク・パーク、M$110億投資誘致
【クリム】ザ・クリム・テクノロジー・パーク・コーポレーション(KTPC)は目下米国企業3社と最終段階の協議を進めており、これら3社が総額15億Mドルの投資を決めれば、クリム・ハイテク・インダストリアル・パーク(KHIP)に対する投資約定額は110億Mドルに達する。
KTPCのアズマン・アビディン重役(副GM)によると、3社中の2社はディスク・ドライブ(HDD)関連のメディア/回路基板の製造に関係している。第1期工事分の31区画250haの内26区画は既に10社とテナント契約が結ばれている。また某社が残りの5区画(5ha)を全て借り受ける申請を行っているが、KHIP入居者は自動化と資本集約度の高いものに限られていることから、KPTCは目下詳細を吟味している。これまでにテナント契約が結ばれたものの中で投資規模が最も大きいのはヒタチ・セミコンダクターSdn Bhdの25億Mドルのウエハー製造事業で、以下クダ・ウエハー・ウマスSdn Bhdの20億Mドルのウエハー・ファブ事業、MEMCエレクトロニクスの15億Mドルのシリコン・クリスタル・グローイング/ウエハー製造事業、インテル・コーポレーションの1億Mドルのコンピュータ・マザーボード及び通信機器製造事業と続く。
KHIP第2期工事の杭打ち工事はほぼ完了、来月から本格的な造成作業がスタートする。インフラ開発は今年末に完成、来年初には入居可能となる。既に少なからぬ米国企業が関心を表明している。クリムとペナン間の道路リンクは11億Mドルを投じて改良工事が施されており、両地間の所要時間は1時間から40分に短縮される。クダ州政府は同パークの拡張のため別に1200haの土地を準備していると言う。(NST:2/23)
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