1996-02-23 ArtNo.5046
◆<馬>ユニフォン、公衆電話市場でテレコムの攻勢に直面
【クアラルンプル】これまでマレーシアの公衆電話市場ではテレコム・マレーシアBhd(TMB)が専ら農村部にその白い電話ボックスを展開、都市部、取り分けクアラルンプル市内とプタリンジャヤにはユニフォン・テレコミュニケーションSdn Bhdが黄色い電話ボックスを設けてきた。
しかしTMBは最近子会社モビシティーSdn Bhdを通じて都市部公衆電話市場への進出を図っており、モビフォンは大きな脅威に晒されている。ユニフォンはカード式とコイン式の公衆電話7万台以上を設置、営業額の70%を公衆電話事業に依存している。これに対してモビシティーはこれまでに1000台の公衆電話を据えつけ、TMBも大規模な広告宣伝によりこれを支援している。こうした中でモビフォンも月間1000台のペースで公衆電話を増設、対抗する構えだが、レーティング・エージェンシー・オブ・マレーシア(RAM)は最近モビフォンの信用格付けを下方修正した。RAMはモビフォンの積極拡張戦略に伴う自己資本比率の下降に懸念を表明している。(BT:2/22)
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