1996-02-17 ArtNo.5010
◆<星>カノードメタルボックス、純損失S$1200万
【シンガポール】カノードメタルボックス・アジア(CMB)は15日、昨年12月末締め年度に1194万Sドルの純損失を計上、今年度も回復の見込みが立たないと発表した。
同社は赤字の原因として、開発コストの増大、競争激化、原材料の高騰を上げている。営業損失は前期の412万Sドルから後期は3倍の1340万Sドルに膨張、通年のグループ売上は9.3%減の2億3565万Sドルにとどまった。広州と上海に製缶工場を有する同社は、中国市場の動向に業績回復の期待をかけているが、N.ギルソン社長は自然災害や政府の引締め政策などで中国市場は予想以上に厳しい状況とも語っている。(ST,BT,LZ:2/16)
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