1995-02-14 ArtNo.501
◆<星>S.テクノロジー、営業本部設け対外拡張目指す
【シンガポール】政府投資会社タマセク・ホールディングズの完全子会社シンガポール・テクノロジー・グループは新設営業本部(OHQ)にグループ事業計画の指揮権を集中、国際業務に本腰を入れる。
OHQの母体となるシンガポール・テクノロジーズ・ベンチャーズ(STV)はシンガポール・テクノロジーズPte Ltd(STPL)に社名を変更、その会長にヨー・ニンホン前国防相を迎える。ヨー氏はグループ各社の上級管理職により構成されるOHQを指揮する。グループ持ち株会社のシンガポール・テクノロジーズ・ホールディングズ(STH)は子会社権益をSTPLに移し、ペーパー・カンパニーとなる。またグループ企業はそれぞれ社名にシンガポール・テクノロジーを冠することになるが、チャータード・インダストリーズ・オブ・シンガポール(CIS)だけは、その特殊な役割を反映した現在の社名を維持する。現在STVとSTH両社の会長を務めるリム・シオングアン氏は副会長としてヨー氏を補佐する。ヨー氏が先週末語ったところによると、STPLは証取上場を準備中で、その授権資本は10億Sドル、払込資本は4億5108万Sドルとなる。OHQはグループの中枢として、域内市場のビジネス機会を探求するとともに、グループの主要な投資事業を企画・実行する。(ST,BT,LZ:2/13)
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