1996-02-16 ArtNo.4998
◆<馬>HICOMガデDRB、自動車/金融/民営化を中核に
【クアラルンプル】ヤハヤ・アハマド氏の指導下にHICOMガデDRBグループは自動車/金融/民営化の3領域を中核に組織を再編する見通しだ。
このほどメリル・リンチとともにHICOMのノン・ディール・ロードショーを主催したM&Aリサーチのロビン・タン取締役によると、ディバーシファイド・リソーシズBhd(DRB)は民営化の先鋒を務め、ガデ(M)Bhdは金融/保険サービスを統括、HicomホールディングズBhdは自動車事業の機関車を務める。現在ウサハサマ・プロトンDRB Sdn Bhdを主要な収益源としているDRBは既に車検センターのコンピューター・ライズド・ビークルズ・インスペクションSdn Bhdとイントラコタ・コンソリデーテッドBhdを傘下に収めている。現在HICOMガデDRBグループには金融会社2社と保険会社2社が存在するが、グループ内の資産交換を通じてガデ社は、クレディット・コープ(M)Bhdとサウス・イースト・アジア・インシュランスSdn Bhd、そしてEONファイナンスBhdとEON-CMGライフ・アシュランスBhdを傘下に収める。これによりガデは金融/保険業界の主要なプレーヤーとなる。またこれら3部門のいずれにも属さぬ事業は売却される見通しだが、現在同グループの財源は潤沢で売り急ぎはしないものと見られている。(MBT,BT:2/15)
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