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1996-02-15 ArtNo.4983
◆＜馬＞首相、全ての事業の地元コンポーネンツ・チェック指示
【クアラルンプル】マハティール首相は13日、経常収支の赤字を解消するため、政府系企業／機関、主要請負業者、そして民間部門にそれぞれのプロジェクトの地元コンポーネンツの使用状況をチェックするよう求めた。
この日クアラルンプル・シティー・センターの88階建てツイン・タワーの棟上げ式に出席後記者会見した首相は、「地元で手に入るものは、地元製品を使用すべきだ」と述べ、「こうした呼びかけに対して有る者は輸入割当制度への逆行と非難し、世界貿易機構に訴えるかも知れない。しかし割当制を用いずに、赤字が拡大すれば、これらの者は政府の経済政策を非難するに違いない」と指摘した。首相はまたマレーシアは第7次5カ年計画下の経済成長率を8％に抑制すると語った。第6次マレーシア計画下の成長率は8.1％と、目標とした7.5％を上回った。この点に関して首相は「8％の成長率は開発度の低い国にとっては決して高いものとは言えない。また時には実際の成長率が目標を上回るかも知れない。だからと言ってマレーシアは主要なインフラ建設の速度を緩める訳には行かない。必要なインフラが存在しなければ、大型投資は実行できない。とは言え政府はホテルや高層オフィスあるいはコンドミニアムの開発を奨励しないだろう」とコメントした。(NST,MBT,STAR,ST,LZ:2/14)
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