1996-02-13 ArtNo.4968
◆<馬>MTDC、今年はハイテク企業育成にM$9千万投資
【クアラルンプル】マレーシア技術開発公社(MTDC)は今年はハイテク企業の育成に9000万Mドルを投じ、高まる需要に応じる。
MTDCのアヌアルMdノール主任(CEO)によれば、1992年に政府と民間部門の合弁で設立された同社の主要な任務は大学や研究機関の研究開発(R&D)の成果を商業化するとともに、ハイテク企業の成長を促すことにある。これまで同社は投資に際して小株主の地位にとどまる立場を採ってきたが、今後は大型プロジェクトの主要なシェア・ホルダーの役割も務める。またテクノロジー・ファンドを設立してリージョナル・プレーヤーとしての地位確立も図る。1992年の発足以来同社はテクノロジー・ベースの企業30社に7000万Mドルを投資してきた。30社中5社は上場企業、4社は外国企業で、昨年の投資額は3160万Mドル、94年は1380万Mドル、93年は2305万Mドルだった。海外投資は900万Mドルで、これらは、Xネット・テクノロジー・インク(M$68.9175万)、ユニテク・テレコム・インク(M$450万)、コンポジット・ローター・インク(M$270万)、アスタウンディング・インターナショナル(ブルムダ)Ltd(M$100万)に投じられた。これまで同社は電子、バイオテクノロジー、情報技術(IT)、精密製造、先端材料等に関わる領域に投資しており、昨年は電子、先端材料、バイオテクノロジー領域への投資が重視された。今年は薬品、電子材料への投資がターゲットとされると言う。(MBT:2/12)
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