1996-02-13 ArtNo.4962
◆<星>パンパシフィック、中国ハイウェイ事業のSES上場計画
【シンガポール】最近地元の製缶会社パシフィック・キャン・インベストメント・ホールディングズの20%のシェアを買収したパンパシフィック・キャピタル・ホールディングズ(PPCH)は中国における7億Sドルのハイウェイ事業をシンガポール証取(SES)に上場させる計画だ。
シンガポールの永住権を有する北京生まれのカール・ゴールデンPPCH会長(パシフィク・キャン副会長)によれば、PPCHのハイウェイ事業は最低払込資本3000万Sドル、プロジェクト評価額3億Sドル以上、事業権15年以上と規定されたインフラ・プロジェクトの上場基準を満たしている。同社はクーパーズ・ライブラントを財務顧問、ウォン・パートナーシップを法律顧問に指名するとともに、持ち株会社を設立して上場を図る方針だ。杭州と寧波を結ぶ6車線145キロのハイウェイは昨年末までに81キロが完成、残りの64キロも今年12月末までには完成する。1日8万台の交通量を基準に設計された同ハイウェイは、1日50万Sドルの通行料収入が見込め、6~7年で投資を回収できる。投資回収後の2年間も課税が免除され、その後は24%の通常の税率の半分の税が課される。同社は上海/杭州間ハイウェイ建設の優先権も認められている。(BT:2/12)
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