1996-02-12 ArtNo.4951
◆<馬>PCNサービスは3年で採算ラインに:MRCB副会長
【クアラルンプル】マレーシアン・リソーシズ・コープBhd(MRCB)は3年でPCN(パーソナル・コミュニケーション・ネットワーク)サービスを採算ベースに乗せる計画だ。
MRCBのアブ・バカル副会長によると、同社は1994年11月以来PCNサービスのインフラ構築に4億~5億Mドルを投資してきたが、向こう3年間には新たに150万人が移動電話契約を結ぶものと見られ、内10%のシェアを確保できれば、採算ベースに乗る。最近携帯電話を100Mドルで提供するプロモーションを開始したところ、5400人が新規契約、これにプロモーション以前の1400人を合わせたものが同社の顧客ベースと言う。政府が最近打ち出した通信業界の再編計画に関して、同副会長は「売り手も買い手も満足の行くものでなければならず、また全てのプレーヤーが企業戦略の上から何を望むかを列挙する必要がある」と語った。
一方、ブリックフィールド操車場をクアラルンプル・セントラル・レールウェイ・ステーションとして再開発する事業を手掛ける子会社のクアラルンプル・セントラルSdn Bhdは近くターンキー契約を発注する。入札業者23社中の15社が2次選考に残っており、駅ビルとオフィス・ビル2棟、コンドミニアム1棟等が建設される。新駅は1998年に開業する。800ユニットのコンドミニアムは2段階に分けて売り出され、30%の利益が見込める。2000~4000平方フィートのコーポレート・スイートに対する需要は大きいものと見られると言う。(STAR:2/10)
|