1996-02-10 ArtNo.4934
◆<星・中>移動体通信JV、ヒューズに衛星発注
【シンガポール】シンガポール及び中国企業コンソーシアムの対等出資会社アジア・パシフィック・モービル・テレコミュニケーションズ・サテライト(APMT)は、ヒューズ・スペース・コミュニケーションズ・インターナショナルに6億4000万米ドルで通信衛星を発注した。
APMTに出資するシンガポール側コンソーシアムはシンガポール・テレコムとシンガポール・テクノジーズ・テレメディア。中国側はチャイナ・サテライト・ラウンチ・アンド・トラッキング・コントロール・ジェネラル、チャイナ・エアロスペース・コーポレーション、チャイナ・ユニコム・サテライト・テレコミュニケーションCo Ltd、チャイナ・テレコミュニケーションズ・ブロードキャスト・サテライト・コープの4社。契約額には衛星2、打ち上げロケット、保険、通信ゲートウェイ、ユーザー・ターミナルが含まれる。第1号には中国長城工業総公司の長征ロケットが使用され、1998年の打ち上げが予定されている。同衛星には通信ゲートウェイ5つが備えられ、内3つは中国、2つはシンガポールとタイが使用する。やはり1998年にサービスを開始するイリジウムやインマルサットPに対するAPMTの切り札はサービス地域の広さと価格で、通話料は1分50米セントに設定されると言う。(ST,BT,LZ:2/9)
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