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1996-02-09 ArtNo.4922
◆<馬>M$250億ディストリ・ポート事業に原則認可
【クアラルンプル】ペラ州政府は同州南部のバガン・ダトに向こう5年間に250億Mドルを投じて海陸空貨物を処理するディストリ・ポートや工業団地、25万人のタウンシップを開発しようと言うメガ複合プロジェクトを原則的に承認したようだ。
ペラ州政府筋によると、1993年に同プロジェクトの認可を申請したPIL Bhd(前社名POSムルデカ・マレーシアBhd/ペラ・インダストリアル・ランドBhd)は、昨年8月には総理府経済開発局に“ペラ州中南部--ブルナム・バリーにおける工業開発計画の実行に関するマクロ経済レポート”と題する報告書を提出し、その認可を待っている。ペラ州政府は先月同プロジェクトを原則的に認めたと言う。ペラ州のラムリ・ガ・タリブ首席大臣は先月、「バガン・ダトは間もなく海事施設、工業区、レクレーション施設を備えた開発ブームに沸く都市になる」と語っていた。またバガン・ダトの海岸に4000haの埋め立て地を造成する計画も最近報じられた。これらはペラ州南部、ブルナム・バリー、スラゴール州北部から成る地域にインダストリアル・コリドーを開発する州政府の政策に合致している。
複合都市はマラッカ海峡に面したフリー・トレード・ゾーン内に2000年の完工を目処に開発され、空港、港湾、工業区、低コスト住宅区、25万人収容の高級住宅区等の施設を備える。PILのムスタファ・サマン取締役によると、当初資金として20億Mドルが既に調達されており、同社はペラ州政府からリースが約束された土地に、ムスタファ一族が所有する土地も合わせて、オフショア・ローンを借り入れる計画だ。ムスタファ一族はPILの70%の権益を握っている。(STAR:2/8)
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