1996-02-08 ArtNo.4914
◆DBS前頭取、<印尼>複合企業ガジャ・トゥンガルに参加
【シンガポール】DBSバンクのパトリック・ヨー・クワイホー前頭取はインドネシアの複合企業グループ、ガジャ・トゥンガルに参加する模様だ。
消息筋によれば先月末にDBSバンク頭取のポストを退いたヨー氏(58)はガジャ・トゥンガル・グループの不動産、銀行部門を支援することになるようだ。シャムスル・ヌルサリム氏の一族に率いられるガジャ・トゥンガル・グループは傘下に2上場会社、タイヤ・メーカーのガジャ・トゥンガル及びインドネシア第3位のバンク・ダガンを擁し、シンガポールでは上場不動産会社のトゥアン・シン・ホールディングズとその子会社でやはり上場企業のSPP Ltdを傘下に収めている。ヨー氏は1969年にシンガポール開発銀行が設立された際、経済開発局(EDB)から移籍、79年に副頭取、85年1月に頭取に就任した。同氏はまた1982年以来昨年末までDBSランドの会長も務め、今年2月1日付けでタットリー・バンクの取締役にも就任している。またDBSバンク元頭取がガジャ・トゥンガル入りするのは2人目で、1994年には外相、通産相等を歴任したダナ・バラン氏がガジャ・グループの投資会社ヌリ・ホールディングズに参加している。(BT:2/7)
|