1996-02-08 ArtNo.4911
◆<馬>首相、経済成長抑制の可能性否定
【クアラルンプル】マハティール首相は6日、貿易赤字抑制のために経済成長を抑制すべきだとの主張を重ねて論破し、政府の輸出促進、輸入削減策により貿易収支の赤字を引き続き縮小すると、自信を表明した。
この日、軽便鉄道トンネル工事の起工式を主宰後記者会見した首相は、マレーシアが現在直面する貿易赤字と経済成長には直接関係はないとし、多少経済成長の速度を鈍化させたからと言って赤字問題を解決することはできないと強調した。それによると、各界が輸出拡大と輸入削減に協力すれば貿易収支の赤字は解決できる。これにらは国産車の輸出促進が挙げられる他、広く使用されるブルトーザーは国内に多くの再生車や輸入車と同等の国産品が存在する。鉄鋼構造物にしても国内技術は国外のそれに匹敵している。これまで政府は国内における就業機会の創出と輸入代替を工業政策の中心に据えてきたが、今後は積極的にハイテクを応用し、輸出拡大に努めるべきだと言う。(MBT,ST,BT,LZ:2/7)
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