1996-02-08 ArtNo.4904
◆<星>シーゲート、コナー生産ラインをアンモーキオ工場に統合
【シンガポール】シーゲート・テクノロジーズ・インターナショナルはコナー・パリファラルズ・インクのシンガポールにおける製造ラインをアンモーキオ新工場に統合する計画だが、従業員との雇用契約は維持し、解雇者は出さない方針だ。
シーゲートのリチャード・ダウンニング上級副社長(極東記憶装置担当)が6日語ったところによれば、両社の製品品目にも変更は加えられず、商標だけがシーゲートのものに統一される。これによりシーゲートのアジア太平洋地域の生産は20%拡大される。現在シーゲートはカランとトゥアスに、コナーはロロン・チュアンに工場を有し、総床面積は120万平方フィート。これに対してアンモーキオ新工場は6階建て100万平方フィートで、移転後には生産性の10~15%の上昇が見込める。移転は5月からスタート、8月に完了する。この間サプライに渋滞は生じない。旧工場はカラン工場を除き、ジュロンタウン公社(JTC)に返還されるが、シーゲートが所有するカラン工場の処置は未定だ。
域内事業に関してはコナーは中国とマレーシアに、シーゲートは中国とタイに、それぞれ工場を擁し、両社の合併によりシーゲートの世界シェアは34%に達する。シーゲートのアジア太平洋地域における生産は世界生産の80%以上を占めると言う。(ST,BT:2/7)
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