SEAnews 1995-02-13 ArtNo.490

【クアラルンプル】ハンキュー・ジャヤはジョホール・バルに目下建設中のホテル・オフィス・ショッピング・コンプレックス、プラザ・ベスト・ワールドに同グループ最大の百貨店をオープンする。
ハンキュー・ジャヤは1984年にクアラルンプルに第1店舗をオープンして以来、これまでにクアラルンプルに3店、アロルスタルとコタバルに各1店を設け、昨年は2億Ｍドルの売上を記録した。6フロアーに合計1万5810平米の売場を有する新店舗は、中・低所得層をターゲットに初年度に7000万Ｍドルの売上を見込んでいる。同店の開店コストは2000万Ｍドルとされる。他方、上場企業ブンタ・プランテーションの子会社ベスト・ワールドSdn Bhdは2億5000万Ｍドルを投じて開発中の同ショッピング・コンプレックスに続き、32階建てのオフィス・ビルと430室のホテルを建設する計画で、近く工事契約を発注する。ベスト・ワールドを率いるケネス・エスワラン氏(34)は昨年ベスト・ワールド・プロジェクトを経営難の農園会社ブンタに注入(M$1.8億）し、後者のグループ・マネージング・ディレクターに就任した。同氏は引き続いてハンキュー・ジャヤを傘下に収める上場会社ムン・ルーン社の28.2％の権益をサラワクの木材グループ、サムリンから買収したが、アナリストは同権益買収がハンキュー・ジャヤの出店に結びついたものと見ている。(NST,BT:2/11)