1996-02-07 ArtNo.4889
◆<星>IPC、インターラクティブTV国際市場開拓
【シンガポール】地元情報技術(IT)グループ、IPCコープは新合弁会社IPCインターラクティブPte Ltdを設立、国際インターラクティブTV市場の開拓に乗り出した。
IPCコープのパトリック・ギャム会長が5日語ったところによると、新会社にはIPCが50%(US$700万)、米国パートナーのジョナサン・エドワード新会社会長とデービッド・ランプトン同専務(MD)が合計49.5%、フィリップ・クヌドゥセン同重役(EO)が0.5%、それぞれ出資する。インターラクティブTVのユーザーはリモート・コントロール装置によりビデオ・オン・デマンド、ホーム・ショッピング、教育プログラム等、各種放送サービスを利用し、また自ら参加することができる。こうしたユーザーにはホテル客や公共・民間住宅居住者が含まれる。新会社の米国子会社IPCインターラクティンブ・インクは既に米国主要ホテルの8万室に同施設を据え付けており、同社はユーザー・ベースを向こう12カ月間に世界規模で25万7000人に拡大、1800万米ドルの営業額達成を目指す。その後ユーザー・ベースは毎年約25万人増加する見通しだ。合弁会社はハードウェアーの他、アジア太平洋地域や欧米ユーザーのためのサービス商品も開発する。シンガポール拠点の新会社はまたシンガポール、クアラルンプル、ジャカルタ、香港、上海等、アジアの主要都市の開拓を図る。IPCはPC(パソコン)製造ビジネスのマージンが大幅に下降する中で、今後トータル・ソルーション・プロバイダーとして、高付加価値IT製品市場の開拓に本腰を入れると言う。(ST,BT,LZ:2/6)
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