1996-02-03 ArtNo.4848
◆<馬>クアンタム・パリファラルズ(M)は営業継続
【ペナン】ペナンの子会社クアンタム・ストーリッジ(M)Sdn Bhd(QSM)の操業停止を決めたクアンタム・コープはクアンタム・パリファラルズ(M)Sdn Bhd(QPM)の経営は続ける方針だ。
クアンタム・マレーシアのグレッグ・マッキー社長によると、QPMはドライブ再製業務を除くビジネスを継続する。QSMの1200人の従業員の他、ドライブ製造支援業務に関わってきたQPM従業員160人も解雇されるが、他の330人は引き続き雇用される。クアンタムのペナン及びカリフォルニア工場の閉鎖は松下寿との独占製造契約に基づくもので、松下寿はクアンタムのデスクトップ製品と高性能HDD(ハード・ディスク・ドライブ)の製造を引き継ぐ。その実これ以前からクアンタム製HDDの75%の製造は松下寿に委ねられており、その結果生産の効率化と製品の競争力強化が図られた。クアンタムは今後はHDDのデザイン、開発、販促、顧客サポートに専心する。しかしHDD製造を松下寿に委ねたことは、ペナン工場の効率や製品の品質とは無関係と言う。ペナンの28万平方フィートの工場は目下拡張工事中で、完成すれば38万平方フィートになるが、クアンタムは同工場の売却を検討していると言う。(STAR:2/2)
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