1996-02-03 ArtNo.4843
◆<星>NTT、PHS売り込み目指し国立大学とテスト協定
【シンガポール】日本電信電話(NTT)はシンガポール国立大学(NUS)のセンター・フォー・ワイアレス・コミュニケーションズ(CWC)及びインスティテュート・オブ・マイクロエレクトロニクス(IME)と、昨年7月に日本市場に紹介されたパーソナル・ハンディーフォーン・システム(PHS)のテスト協力協定を結んだ。
国際ダイヤル通話、FAX、Eメール、インターネット、ビデオコンファランス機能を有するPHSをアジア太平洋地域のスタンダードとすることを目指すNTTは、シンガポールをその跳躍台にする計画だ。CWCとの提携では、PHPの各種機能がチェックされ、欧州で開発された同様のシステムDECT(デジタル・ヨーロピアン・コードレス・テレフォン)とも比較される。テスト結果は6カ月後に出る見通しだ。またIMEとはPHSを利用したモービル・ビデオ・コンファランスに関わる研究開発(R&D)が進められ、協力期間は18カ月。香港当局は既にPHSの使用を認めているが、シンガポール電信局(TAS)はビル内における限定的使用を認めている。DECTのシンガポールにおける使用は認められていない。(BT,LZ:2/2)
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