1996-02-01 ArtNo.4814
◆<星>展示会議ビジネス振興でメガ展示場計画
【シンガポール】シンガポール政府は展示産業の中期長期の需要に応じ、またメガ・ショーをシンガポールに誘致する狙いから大規模な常設展示場を設ける可能性を検討している。
ゴー・チーウィー通産担当国務相が火曜(1/30)に催された公認国際展示会(AIF)ステータスの認証式の席上明らかにしたところによれば、シンガポールの既存施設は中期長期の需要に応じられず、現時点でさえメガ・ショーの需要に完全に対応できない。世界の主要な展示ビジネス・シティーの中には10万平米以上の常設会場を準備しているところもある。しかし国土が狭く、地価も高額にのぼるシンガポールにおいては、こうした大規模な土地を確保することは困難で、どれほどの規模になるかは未知数である。目下通産省代表が座長を務める新設のマルチ・エージェンシー委員会が候補地選定も含め、検討作業を進めている。同委員会は貿易開発局(TDB)、観光局(STPB)、経済開発局(EDB)、都市再開発局(URA)の代表により構成されている。1990年にAIFスキームが導入されて以来、毎年約100件の国際展示会と、20万人以上のビジネス旅行者が誘致され、関係ビジネス支出は年間7億Sドル以上にのぼっているが、貿易展示会とそれに付随する会議ビジネスに対する奨励措置の効果を高める狙いから、AIFを補足する公認貿易会議(ATF)スキームの導入も検討されていると言う。この日は、Asian Aerospace96、Singaport96、Tresors96、Woodmacacia97、Baucon Asia97を含む19展示会にAIFステータスが認められた。(ST,BT,LZ:1/31)
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