1996-01-30 ArtNo.4791
◆<馬>MRCB、手持ち大型事業契約で今年は繁忙
【クアラルンプル】マレーシアン・リソーシズ・コーポレーションBhd(MRCB)は今年は手持ちの大型事業契約で繁忙しそうだ。
モハド・ガザリ・チェ・マト会長が年次報告書の中で語ったところによれば、昨年同社はプルモダラン・ナシオナルBhd(PNB)と合弁で電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)から各9億7100万Mドルと5億5400万Mドルの500キロ・ボルト送電線敷設及び変電所建設契約を獲得した。不動産領域では目下開発中のカジャン・ウタマ・プロジェクトに加え、クアラルンプル・セントラルと名付けられたブリックフィールド操車場の再開発プロジェクトに着手する。同プロジェクトでは超モダンな総合的中央鉄道駅と高密度な商業不動産が開発される。昨年10月に完全子会社のトゥラス・チュマラSdn Bhdを通じて結ばれた2つの合弁契約の1つ、プルバダナン・クマジュアン・ヌグリ・ペラとの事業ではイポーに1万165haのスリ・イスカンダル・タウンシップが開発される。
MRCBは昨年度70%増の1億2290万Mドルの税引き前利益を計上、1株益は11セントから13セントに18%アップ、1株当たり純有形資産も1.54Mドルから1.64Mドルに拡大した。建設部門の業績への貢献が目立った反面、前年度に2520万Mドルの利益をもたらした株式投資が昨年度は全く業績に貢献しなかったと言う。(MBT:1/27,NST,ST,BT:1/29)
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