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1996-01-29 ArtNo.4773
◆＜馬＞１０月の貿易赤字Ｍ＄１６億、累積赤字Ｍ＄９８億に
【クアラルンプル】マレーシアの昨年10月の貿易赤字は16億Ｍドルと、前月の2億5420万Ｍドル、一昨年同月の2億4710万Ｍドルの赤字を大幅に上回った。これに伴い年初10カ月の累積赤字は一昨年の13億Ｍドルから昨年の98億Ｍドルに85億Ｍドルの急増を見た。
統計局の発表によれば年初10カ月の輸出が20.1％増の1507億Ｍドルにとどまった反面、輸入は26.6％増の1606億Ｍドルに達した。同期の主要な輸出相手国は米国(M$309億)、シンガポール(M$307億)、日本(M$190億)、香港(M$79億)、英国(M$62億)、タイ(M$58億)、ドイツ(M$49億)、台湾(M$47億)、韓国(M$42億)で、主要な輸入相手国は日本(M$441億)、米国(M$260億)、シンガポール(M$199億)、台湾(M$81億)、ドイツ(M$72億)、韓国(M$67億)、英国(M$46億)、フランス(M$45億)だった。
年初10カ月の貿易収支赤字は大蔵省が昨年10月に予想した通年の赤字96億4700万Ｍドルを既にオーバーしており、アナリストは通年の経常収支赤字も大蔵省の予測した181億4000万Ｍドルを上回るものと見ている。同予測値はマレーシアの国内総生産(GDP)の約9％に当たり、アナリストは余りに高すぎると見ていた。政府が厳しい財政政策を通じた景気抑制措置に消極的姿勢を見せる中で、Ｍドル相場が下降、中央銀行は結果的に金利引き上げを強いられていると言う。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:1/27)
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