1996-01-27 ArtNo.4758
◆<馬>GIS、鉄鋼事業の30~40%権益売却計画
【クママン】トレンガヌ州クママンにフラット・スチール工場を建設中のグナワン・アイアン&スチール(M)Sdn Bhd(GIS)は同事業の30~40%の権益をマレーシア企業に売却する計画だ。
同社スポークスマンが25日語ったところによれば、買い手が2社なら合計40%まで、1社もしくは個人投資家の場合は30%まで売却する用意が有る。同社の投資額がほぼ1億米ドルであることから30%の権益の価格は約3000万米ドルとなる。既に複数のパーティーから買収の申し出を受けているが、同社としては長期的投資を考える者、鉄鋼業に通じた者をパートナーにすることを希望しており、できれば買い手は2パーティーが望ましいと言う。GISは石油/ガス事業に関わるインドネシアの実業家グナワン・ギー・シーアン氏に所有されるグナワン・グループに属している。同社は目下プレート工場とスラブ工場を建設中で、前者はほぼ完成している。年産25万トンのプレート工場は100%外資出資企業に認められた上限の20%の製品を国内市場に向け、残りは東南アジア市場に輸出する。1998年の操業開始を予定するスラブ工場は、グナワン・グループの需要の60%に応じる。圧延工場とスラブ工場の建設コストは約3億米ドルで、向こう10年間の総投資額は10億米ドルに達する。また同社は東南アジア初の高炉を装備することになると言う。(MBT:1/26)
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