1996-01-25 ArtNo.4732
◆<馬>ビナリアン、M$40億拡張事業推進で公募上場準備
【クアラルンプル】最近マレーシアの第1号通信衛星ミーサット1の打ち上げに成功した電気通信会社ビナリアンSdn Bhdは今年中にクアラルンプル証取(KLSE)への上場を図る計画だ。
ビナリアン社幹部が23日語ったところによると、最近発表されたインフラ事業上場ガイドラインの下、同社は株式公開を通じて10億~20億Mドルの調達を目指す。依然として初歩的段階に有るが、DCBサクラ・マーチャント・バンカーズBhdが上場計画を立案中で、同社としては今年末以前に上場を果たしたい考えだ。ビナリアンのハニフ・オマル会長も最近のミーサット1の打ち上げに際して、上場を示唆していた。資本市場で調達された資金は向こう5年間の41億Mドルの拡張計画に充当される。ミーサット衛星とデジタル電話サービスに各6億Mドル、通信網に29億Mドルの投資が予定されている。ミーサット2は10月に打ち上げられる。昨年8月にはデジタルセル式電話サービスを開始、目下クアラルンプル/ヌグリ・スンビラン州間の光ファイバー・ケーブル敷設事業も進めている同社は2000年までに100万人の顧客ベースを確保、年商40億Mドルの達成を目指すとともに、支援サービスから別に80億Mドルの収入を見込んでいる。姉妹会社のミーサット・ブロードキャスト・ネットワーク・システムズSdn Bhdは今年半ばまでにマレーシア国内におけるTVチャンネル20局、ラジオ・チャンネル8局のリースが可能になると言う。(NST,MBT,STAR,BT:1/24)
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