1996-01-24 ArtNo.4716
◆<馬>外国投資承認額19%ダウン
【クアラルンプル】昨年の外国投資約定額は前年の113億4000万Mドルから91億4000万Mドルに19.4%下降した。
ラフィダ通産相がマレーシア工業開発局(MIDA)の年次報告書発表会の席上明らかにしたところによれば、労働集約型から資本技術集約型への転換政策に基づきプロジェクトが選択的に認可されたことが外国投資約定額の縮小につながったものと見られ、また台湾投資の顕著な減少も影響した。この他、香港、ドイツ、シンガポール、オーストラリアからの投資も縮小した。投資国のトップ5は、日本(M$20.96億/18.8%増)、米国(M$18億/43.8%増)、台湾(M$14.42億)、シンガポール(10.08億)、韓国(M$6.04億)で、これらの国だけで、外国投資の76%(M$70億)を占めた。地元投資は前年比0.9%増の117億Mドルを記録した。内外資プロジェクトの合計認可件数は前年の870件から894件に増加したが、投資約定額は229億Mドルから209億Mドルに9.1%ダウンした。
労働者1人当たりの投資額は一昨年の16万8157Mドルから17万7603Mドルにアップ。ちなみに1989年の値は6万9159Mドルだった。また1億Mドル以上の投資プロジェクト件数も一昨年の42件から48件に増加した。業種別では、電器/電子が68億3000万Mドル(303件)、非金属鉱物製品42億9000万Mドル(74件)、基礎金属製品28.8億Mドル、化学28.6億Mドル(78件)、石油精製24億4000万Mドル、金属製品(79件)、運輸機器(64件)と続く。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:1/23)
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