1996-01-23 ArtNo.4704
◆テクマット、<緬>貿易事業で年商US$8000万見込む
【シンガポール】シンガポール企業テクマット・ホールディングズは戦場から経済建設の舞台に変貌しつつあるミャンマー国境の商機をいち早く掴み、今年は8000万米ドルの年商を見込んでいる。
ゴールデン・トライアングルの支配者クンサ軍がミャンマー軍に武器庫を明け渡した今月6日、テクマットのShaukath Ali重役(MD)はミャンマー国軍/退役軍人組織ユニオン・オブ・ミャンマー・エコノミー・ホールディング(UMEH)と対等出資で昨年9月にシンガポールに設立したミヤワディ・トレーディングを通じてミャンマー国境に少なくとも4つの免税店をオープンする計画を発表した。ミヤワディは4月に中国雲南省との国境の町レリに第1店舗を設けるのを皮切りに、タイ/ラオスと国境を接したゴールデン・トライアングルから10キロのタチレク、マンダレー空港及び国境沿いのもう1つの空港に相次いで免税店をオープンする。ミャンマーの対外貿易の3分の1は国境貿易で占められており、同社はこれら免税店の今年の営業額を3000万米ドルと見積もっている。ミヤワディ・トレーディングはまたミャンマー政府から1000万米ドルの鋼材輸入注文を受けており、年内に別に4000万米ドルの契約獲得を目指している。(BT:1/22)
|