1996-01-23 ArtNo.4701
◆<馬>シャープ・エレクトロニクス、国際R&Dセンターに
【クアラルンプル】シャープ・エレクトロニクス・マレーシアSdn Bhd(SEM)はシャー・アラムの新営業本部コンプレックスが今年第4四半期に完成するのに伴い同グループの世界15カ所の製造拠点の研究開発(R&D)センターの役割を担う。
SEMの竹内重役(MD)によると、最近マレーシア政府から地域営業本部(OHQ)ステータスを認められたSEMはシャープ・グループのために消費用電子製品のR&D業務を集中的に手掛け、特にアジア市場のニーズに応じる製品の開発に力を入れる。目下のところCTV、VCR、オーディオ機器関係のR&Dが中心となっているが、よりハイテク領域にまで拡大され、将来は事務機器やコンピューターの研究開発も手掛ける可能性がある。しかしそれはステップ・バイ・ステップで進められる。現在この種の製品のR&D業務は米国と日本で手掛けられているが、アジア市場の需要は向こう5年間に倍増するものと見られる。
新OHQはまたグループの資材調達業務も引き受ける。現在同社の国際調達オフィス(OHQ)はシンガポールに置かれているが、同業務をマレーシアに移転することにより、コストを一段と削減できると言う。(BT:1/22)
|