【イスラマバード】パキスタンのコヴィッド19確定症例が2万4000件を越え、死者数も倍増する中で、5月7日には中国、欧州連合(EU)、および米国からの巨額な金融支援が明らかにされた。
パキスタン外務省のアイシャ・ファルーキ広報担当官は恒例の週間メディア・ブリーフィングの席上、「中国政府はこれまでに400万米ドルの寄付に加え、工呼吸器390台、テストキット33万ユニット、N95マスク83万枚、外科用マスク580万枚、防護服4万2000着、その他の個人用防具(PPE)数百万ユニットを提供した」と語った。パキスタンはまた、人民解放軍と長江三峡集団から、大量の使い捨てサージカルマスク、KN-95マスク、テストキット、防護服、携帯型人工呼吸器などの重要な医療備品の供給を受けた。馬雲公益基金会(Jack Ma Foundation)は、N95マスクを含む50万枚以上のフェイスマスクと多数の人工呼吸器等二バッチの医療用品を提供した。
一方、欧州連合(EU)ぼアンドルーラ・カミナラ大使は5月7日、イムラン・カーン首相と会談した際、245億ルピーのEUの対パキスタンコヴィッド19支援パッケージを発表した。
これに先だって、米国のポール・ジョーンズ大使は、『エーサース緊急現金プログラム』と『急性栄養失調と診断された子供のための250万ドル治療食プログラム』を補完するための米国による新規500万米ドルの寄付を発表した。米国はパキスタンをコロナウイルス支援優先国に指定して以来、パキスタンに対して1500万米ドル近い新資金の投入を約束していると、米国大使館は指摘した。
パキスタンはまた、中国パキスタン経済回廊(CPEC:China-Pakistan Economic Corridor)計画が所定の期間内に完了することができると確信しており、コロナウイルスの短期的な影響は、CPECの適時完了のためのリソースの効果的かつ迅速な動員によって相殺されるとしている。
【ニュースソース】
China, US, EU step up funding to Pakistan
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