【ニューデリー】各州は、ロックダウン解除に関する中央政府の青信号を最大限に活用するためにスクランブルをかけたが、コヴィッド19陽性者がほぼ10万を記録する中で州間輸送(州境を跨ぐ輸送)に関しては黄色信号を選択した。
デリーは5月14日にナレンドラ・モディ首相に宛てた書簡の中で要求した大部分の事項を履行した。しかし、デリーとウッタルプラデーシュ州およびハリヤーナ州との州境は、ほとんどが閉じたままだ。月曜日の早朝オフィス向かう多くの人が州境に到着したため、車両の長い列がチェックポストで見られた。
最悪の打撃を受けた州の一つマハラシュトラ州では、封鎖が維持され、追って中央政府が提供する緩和措置に従うことになると言う。
アーンドラプラデーシュ州、ケララ州,カルナータカ州では、国営の道路輸送が再開された。しかし州間および地域間のバスサービスは停止されたままだ。これらの州では、理髪店を含む店舗、ビジネス、オフィスの開業が許可された。 カルナータカ州は、サロンやスパの営業も許可したが、他の州からの人の移動は制限されている。
封じ込めゾーン(containment zones)外の都市での建設活動はすでに許可されている。理髪店や美容院はエアコンなしで営業でき、ヘアカット、ヘアドレッシング、シェービング・サービスを提供できる。インド全土は、決して日常生活を取り戻した訳ではないが、徐々に到達しつつあるようだ。
○経済復調の態勢整う:シタラマン蔵相
【ニューデリー】企業の大多数がコヴィッド19に伴うロックダウンを強いられ、国民も在宅蟄居を強いられる中、ニルマラ・シタラマン蔵相は5月7日、「経済は復調に向かっている」とツイートした。
彼女の楽観論は、公共部門の銀行(PSB:public sector banks)が中小企業、小売り部門、農業部門、法人部門向けの5兆6600億ルピーの融資を認めたことに基づいている。
蔵相は一連のツイートで「PSBは2020年3-4月の間に、418万1000以上の口座に対して5兆6600億ルピーのローンを認可した。これらの借り手は、MSME、小売、農業、法人部門に属しており、ロックダウンが解除された直後になされる支払を待っている。経済は回復の準備ができている!」と語った。
蔵相の発言は、インド経済に対する悲観的予測の真っ只中でなされた。多くの経済学者はロックダウンの延長で、2020-21会計年度の国内総生産(GDP)は1%のマイナス成長にとどまるのではないかと懸念している。
【ニュースソース】
Delhi to Andhra, states take slow and steady steps to exit lockdown
Economy is poised to recover, says FM Nirmala Sitharaman
○世界は一つ: