1996-01-20 ArtNo.4672
◆<馬>CCM、カナダ企業と製薬合弁事業2件に調印
【クアラルンプル】ケミカル・カンパニー・オブ・マレーシア(CCM)は、カナダ企業と提携して薬品の製造/流通事業2件を進める。
CCMのリム・セイチョン重役(MD)が18日に催された特別総会後語ったところによると、最初の1件はKinesys商標スポーツ薬品のASEANにおける流通/製造に関するもので、CCMが64%、残りをカナダ企業Kinesys Pharmaceuticalsが出資する。輸入販売からスタートし、市場の反応を見て、マレーシアにおける製造に乗り出す。Kinesysブランドの薬品はカナダで広く普及しており、1998年の英連邦競技会への納入を目指す。第2の事業はACIC Pte Ltdとの薬品原料合弁製造計画。関係契約及び覚書はいずれも19日に調印された。CCMは向こう3年間にマレーシア国内に小売薬品チェーン60店を展開する計画で、年内に10店、来年は20店、再来年は30店のオープンを予定している。1店当たりの開設コストは平均50万Mドル、年間営業コストは60万Mドルで、CCMは起債計画により調達される1億5000万Mドルの内の3000万Mドルをセットアップ費用に、900万Mドルを運転資金に充当する。また1億Mドルはジョホール州パシル・グダンのクロル・アルカリ工場の拡張計画に充当する。同工場の拡張工事は12月に完成、年産量は現在の4万4000トンから8万6000トンに倍増される。同社は現在年間2万トンのクロル・アルカリを輸入しており、増産分は全て国内市場に向けられると言う。(NST,MBT:1/19)
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