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1996-01-20 ArtNo.4665
◆<星>ガスリー、建設業から不動産業に転進
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のガスリーGTSは18日、ブキティマ・ロード近くの永久所有権付き用地におけるコンドミニアム・プロジェクトの起工式を催し、不動産開発業者としての第1歩を踏み出した。
ガスリーGTSは赤字経営の建設事業から撤退を図っており、今後は機械/電子工学、不動産開発、投資事業の3領域を中核業務とする計画だ。フィフス・アベニューと仮称される70ユニットのコンドミニアム・プロジェクトはエドモンド・テー&Coがマーケッティングを、ガスリー社のアルバート・ホン取締役が率いるRSPアーキテクツがデザインを請け負っており、開発コストは9050万Sドル。100~210平米の各ユニットは平方フィート当たり1000Sドルで、来月売りに出され、2500万~3000万Sドルの税引き前利益をもたらす見通しだ。ガスリー社はこの他、シクスス・アベニューのガスリー・ハウスを4階建て7万4000平米のオフィス・ビルとして再開発する計画で、また2230万Sドルで買収したチャンギの永久所有権付き土地におけるオフィスの開発も準備している。同社は来週入札に掛けられる6区画の住宅開発用地にも応札する模様だ。ガスリーのマイケル・リョン重役(不動産部門担当GM)は、それほど資金にゆとりが有る訳ではないため、現実的な姿勢で入札に臨んでいくとしている。同社は昨年建設会社L&M権益を売却、8800万Sドルのキャッシュを手にしたが、内約1200万Sドルは建材会社インターフォームの15%権益買収に充当されている。(ST,BT,LZ:1/19)
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