【ムンバイ】ウダフ・バール・ケシャフ・タークレー新首席大臣率いる『マハラシュトラ開発前衛党(MVA:Maharashtra Vikas Aghadi)』政権は、州議会における過半数の支持を得、インド人民党(BJP)を野党の地位に追いやったにも関わらず、その前途には不確実性が漂っている。
州議会の初日、ウダフ・タークレー首席大臣が、国民会議派(INC:Indian National Congress)および国民会議党(NCP:Nationalist Congress Party)と権力を分掌するため、そのサフラン・アジェンダの修正に腐心した反面、BJPリーダーらは、形勢を逆転し権力の座に就くと息巻いた。
MVAは、土曜日(11月30日)のフロアテストにおいて、総数288人中169人の支持を得、州議会の信任を獲得した。日曜日に、BJPが候補者を立てるのを見合わせたため、MVAのナナ・パトール候補が、無投票で議長に選出された。
ウダフ・タークレー首席大臣は「ヒンドゥートゥバ(ヒンドゥー性)は我々のアジェンダだったし、今も我々のアジェンダだ」と述べ、「私のヒンドゥートゥバは誓いを守る。それはジャイ・シュリ・ラム(ラーマ神に栄光あれ)と言いながら、護持せぬBJPのヒンドゥートゥバのようではない」と付け加えた。ウダフ首席大臣は、「BJPは首席大臣のポストをシヴ・セーナー(Shiv Sena)とシェアすることを約束したが、後になって『そのような約束はしていない』と否定した」と言うシヴ・セーナーの主張に言及した。彼はまたデベンドラ・ファドナビス前首席大臣との友情が新たな政治局勢によって壊れることがないよう望むとし、30年にわたる友人が仲違いし、政敵が友人になると言うのは奇異なことだと付け加えた。
これに対してデベンドラ・ファドナビス前首席大臣は野党リーダーに選出された後、州議会において、「自分は野党リーダーとしてここにいるが、政治において不可能なことはない。もしシヴ・セーナー、国民会議派、NCPの提携が可能と言うなら、何でも可能だ。人々はBJPを単一の最大政党として選出し、政府を組織する信任を与えた。しかし政治的算術がメリットに優先された。民主主義において重要なのは相性ではなく、数字だ」と述べた。
BJP州総裁を務めるチャンドラカント・パティル議員は、「ファドナビスは長く野党リーダーの座を暖めることはなく、遠からず首相になる」と議会で公言した。彼はさらに、「BJPはウダフ首席大臣やシヴ・セーナーではなく、国民会議派とNCPに反対しているだけだ」と語った。
【ニュースソース】
Uncertainty looms over future of new Maharashtra government
○世界は一つ:
ご意見/配信停止
width="200" border="0">
SEAnews Messenger
SEAnewsFacebook
SEAnews eBookstore
SEAnews world circulation