1996-01-20 ArtNo.4662
◆<星>N.セミコン、チップ増産でUS$3千万追加投資
【シンガポール】米系チップ・メーカー、ナショナル・セミコンダクター・コーポレーション(NSC)は急増する需要に応じるため向こう5年間にシンガポール業務に最大3000万Sドルを追加投資する。これにより、当地における累積投資額は今日の1億3000万米ドルから1億6000万米ドルに拡大する。
NSCはこれ以前に新世代製品製造のため、トアパヨ工場を拡張すると発表しており、既存の19万4000平方フィートの工場に隣接して、3階建て10万平方フィートの新工場の建設が予定されている。これによりチップの年産量は現在の1億40000万ユニットから25%アップする。同社は現在1800人を雇用、パーソナル・コンピューター、テレコミュニケーション、自動車等のメーカーに各種半導体チップを製造・供給している。
同社のギル・アメリオ会長によると、世界需要は1994年時の1400億米ドルから2000年には3000億米ドルに達する見通しで、新たにウエハー・プラント20工場を必要とする。しかし業界はリソース不足で需要の伸びにマッチした投資を迅速に行うことができない。このため今後5年間は供給不足が持続する見通しと言う。(ST,BT:1/19)
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