SEAnews 2019-10-25 ArtNo.46616

【テヘラン】イランの最高指導者アーヤトッラー・セイイェド・アリー・ホセイニー・ハーメネイー師は、イムラン・カーン首相との会談の数時間後、「我が国はパキスタンを境を接する兄弟国と見ている」と語った。
　イランとサウジアラビア間の緊張緩和目指し、テヘランを日帰り訪問したパキスタンのイムラン・カーン首相は１０月１３日、最高指導者ハーメネイー師と会見した。
　イスラム国家間の団結と連帯を訴えるイムラン首相のメッセージに応えて、ハーメネイー師は「イランはパキスタンを隣の兄弟と見ている」とツイートした。
　アーヤトッラー・ハーメネイー師は「この前例のない機会により、両国関係は現在より良くなるはず。国境警備を強化し、ガス・パイプラインのような中断されたプロジェクトを完了する必要がある。」と述べた。
　パキスタン政府のツイッター・アカウントに掲載された声明によると、パキスタン首相は、会談の過程で、ハーメネイー師がインドが占領しているジャム＆カシミールの人々の自決権を支持したことに感謝を表した。
　これに先だって、イムラン首相は、ハサン・ロウハーニー大統領と湾岸地域の安全と地域の平和維持について詳細に協議した。イラン大統領との共同記者会見の席上、イムラン首相は、イランとサウジアラビアの間の戦争は決して起こしてはならないと語った。
イムラン首相は「問題は複雑だが、対話を通じて解決できる。パキスタンは、域内の如何なる紛争も望まない。なぜなら我が国はテロとの戦いで７万人の犠牲者を出しており、隣接するアフガニスタンも進行中の紛争で惨状を呈しているからだ」と述べた。ロウハーニー大統領は、パキスタンが地域の平和と安定を促すためにとった措置に感謝の意を表した。

○カーン首相、サウジ王と皇太子と会見

【リヤド】パキスタンのイムラン・カーン首相は、中東の平和と安全のためのイニシアチブの一環として１０月１５日、リヤドを日帰り訪問し、サルマン・ビン・アブドゥルアズィーズ王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会見した。
　イムラン首相は、サルマン国王およびムハンマド・ビン・サルマン皇太子との別々の会談において、相互に関心のある問題を話し合った。三者は、二国間の協力をさらに強化し、地域の平和を確保する方法と手段についても協議した。カーン首相はまた、インドが占領しているジャム＆カシミールの最新の状況についてサウジアラビアの指導者に説明した。カーン首相は、この地域の平和と安定のために、政治的および外交的手段を通じて意見の相違と紛争を解決する必要性を強調した。

【ニュースソース】

Iran sees Pakistan as a neighboring brother: Khamenei

A proper end to the war on Yemen will bear positive effects on the region: Imam Khamenei

Initiative for peace in ME: PM meets Saudi king, crown prince

○世界は一つ：

ご意見／配信停止

SEAnews Twitter

SEAnews Messenger

SEAnewsFacebook

SEAnews eBookstore

SEAnews world circulation