1995-02-10 ArtNo.466
◆<印尼>業界、アルコール飲料流通独占の動きに反発
【ジャカルタ】インドネシアの飲料業界はアルコール飲料の実質的な流通独占権を政界にコネを持つPTアルバマス・マルティ・インベスコ社に与える動きに強く反発している。
計画ではアルコール飲料の公認流通業者はアルバマスからステッカーを購入し、これをアルコール飲料の容器に貼り付けねばならなくなる。同ステッカーは600~750ルピアで販売され、ステッカーの売上だけで年間1億5000万Sドルに達する見通しだ。アルバマスはその内15%、したがって毎年2250万Sドルをその収入とすることができる。アルコール飲料製造業者協会幹部のルビアン・ハラハップ氏によれば、現在地元産ビールは1缶1700ルピアだが、同制度が実施されれば、直ちに40%値上がりすることになる。この種の制度は国会の承認を得るか、大統領令に基づいて施行されるべきだが、そうした動きもないと言う。アルバマスはエミル・バラムリ氏とアリ・シギト・スハルト氏に率いられているが、前者は与党ゴルカル幹部の子息、後者はスハルト大統領の孫と言われる。(BT:2/9)
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