【カトマンズ】ネパールを訪れた中国の王毅外相は9月10日、帰国に先だってネパール共産党統一毛沢東主義派(NCP:Nepal Communist Party=Unified Communist Party of Nepal-Maoist)のプラチャンダ・プシュパ・カマル・ダハル共同議長、ネパール会議派(NC:Nepali Congress)のシェール・バハドゥル・デウバ議長、およびNCのラム・チャンドラ・パウデル上級指導者と会談した。
NCPのダハル共同議長は、5つ星ホテルで王毅外相と会談後、ジャーナリストに、両者は、変化する状況下にネパールと中国の関係を強化する方策を協議したと語った。ダハル共同議長は「我々は、ネパールの開発に対する中国とその国民の期待について議論し、両国政府間の協力拡大や、予定される習近平国家主席のネパール訪問について打ち合わせた」と述べ、今後のネパールと中国の関係の強化に期待を表明した。NCP上級指導者はさらに「ネパールの経済発展における中国の協力が量と質の両面で拡大すると確信している」と語り、『一つの中国の政策』支持を再確認した上、中国の迅速な経済成長と近代化を短期間で達成した中国共産党と習主席を祝福した。
王毅外相は、「中国はネパールの全天候型の友邦であり、中国政府はネパール国民の願望を満たすために積極的に支援を拡大する」と述べた。ダハル共同議長の事務局は「ネパールはNCP主導の政府の下で政治的安定を実現したが、政治的安定こそ開発の基盤である」との王毅外相の言葉を引用した。
王毅外相は、NCのデウバ議長およびパウデル上級指導者とは、政党間の関係及び連携の強化について話し合った。パウデル氏はヒマラヤン・タイムズに「我々は、主に両国間の経済的パートナーシップと連携の強化について討議した」と語った。同氏によると、王外相は間もなく習近平主席がネパールを訪問することをを確認したと言う。
王外相は、昨日、プラディープ・クマール・ギャワリ外相と代表団レベルの二国間会談を行った後、ビドヤ・デビ・バンダリ大統領及びK.P.シャルマ・オリ首相を表敬訪問し、午後1時頃に帰国の途についた。
【ニュースソース】
Stronger Nepal-China relations stressed
Chairman Dahal, Chinese Foreign Minister Wang discuss Sino-Nepal ties
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