【ウラジオストク】ナレンドラ・モディ首相は9月5日、「インドはロシアと肩を組んで極東開発に乗り出す」と述べるとともに、「資源に恵まれたこの地域の開発のための10億ドルの融資枠を設ける」と発表した。
ここウラジオストックで催された第5回東方経済フォーラム総会で演説したモディ首相は、インドとロシアの友好関係は首都における政府間交流に限定されず、人と人との交流や緊密なビジネス交流を包含するものだと述べた。
モディ氏はウラジオストクの満場の出席者を前に、「インドはウラジオストクに領事館を開設した最初の国だ。私の政府は、『アクト・イースト政策』の一環として、東アジアに積極的に関与している。本日のこの発表が、両国の経済外交に新たな側面を追加したものと確信している。インド企業は、ロシアの石油およびガス田領域に70億米ドル以上を出資している。インドの海外投資旗艦事業会社ONGC Videsh(OVL)が2001年にロシア極東の石油・ガス田『サハリン1』の20%の株式を取得、この時、インドはロシアへの進出を果たした。OVLはその後、シベリア東部のバンコール油田に出資する等、シベリアの油田権益を保持するインペリアル・エナジーを買収した。インディアン・オイル・コーポレーション(IOC)とそのパートナーは、東シベリアの別の油田Taas-Yuryakhの29.9%の株式を取得した。一方、ロシアの石油会社ロスネフチは、2017年にグジャラート州のバディナール製油所と約5500箇所のガソリン給油所を経営するEssar Oilを129億米ドルで買収した」と語った。
【ニュースソース】
India extends $1 billion line of credit for development of Russia’s Far East
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