【イスラマバード】消息筋が地元パキスタンのジオ・ニュースに6月20日、語ったところによると、インドのナレンドラ・モディ首相は、パキスタンのイムラン・カーン首相のカシミール問題を含む全ての問題に関する二国間協議を再開する提案を受け入れた。
同TV報道によると、パキスタンは、今月初め、インドの首相に宛てた祝賀状の中で、地域の永続的な平和のための複合対話を重ねて提案した。
イムラン首相とシャー・メムード・クレシ外相は、それぞれインドの首相と外相に宛てた書簡の中で、二国間協議は、両国民の貧困問題を克服する唯一の解決策であり、地域開発のために両国が協力することは極めて重要であると指摘した。
インドのモディ首相とスブラマニヤム・ジャイシャンカル外相は両国間の包括的対話に関するパキスタンの申し出を受け入れた。その書簡の中で、インドはこの地域の平和と繁栄を望んで来たとし、二国間協議に際しては、テロ対策に焦点を当てるべきだと強調している。
○二国間協議再開要請は受けていない:インド
【イスラマバード】総選挙勝利を祝賀するイムラン・カーン首相のメッセージに対するモディ首相の回答を巡るメディアの質問に対して、インド外務省は6月20日、パキスタン側から二国間交渉再開の要請はなかったと述べた。
インド政府は、ナレンドラ・モディ首相がイムラン・カーン首相に、二国間交渉を再開したい意向を表明する返書を送ったとするパキスタン・メディアの報道を事実に反すると一蹴した。
「インドの回答は確立された外交慣行に基づいており、インド側としては『ニューデリーがパキスタンを含むすべての近隣諸国と正常な協力関係を結ぶことを望んでいる』と強調した。」
モディ首相と新任のスブラマニヤム・ジャイシャンカル外相は、カーン首相とシャー・メムード・クレシ外相から祝賀メッセージに対する返信の中で、テロの脅威から解放された環境を醸成するよう求めるとともに、それぞれ、インドはパキスタンを含む近隣諸国と正常で協調的な関係を樹立することを望んでいると指摘した。
これに先だって、パキスタンが両国間の調整可能な問題を解決するための申し出を延長した後、パキスタン政府はインド側から肯定的反応を得ていた。
情報筋によると、パキスタンは、紛争中のカシミール地域の問題を含む、すべての問題の解決についての協議を提案した。インドのモディ首相と外相は、それぞれの書簡の中で、パキスタンの和平協議の提案に積極的に答えた。消息筋は「インドはその書簡の中で、包括的かつ具体的な二国間対話を行う用意がある答えた」と補足した。カーン首相とクレシ外相は、インド首相と外相からの手紙にすぐに返信する予定と言う。
○インド、パキスタンにカルタープール回廊問題協議提案
【ニューデリー】インド国営放送局オール・インディア・ラジオ(AIR)、は6月30日、インドは、カルタープール・コリドー(シーク教徒の巡礼路)を再開する法制(モーダリティ)とインフラストラクチャー要件を協議するため、7月の第2週にパキスタン側と会談することを提案したと報じた。
同局によれば、インドは、7月11日から7月14日にかけて、カルタープール回廊に関する新たな協議を行うことをパキスタン側に提案した。アナウンサーは、外務省筋の情報として、インドの同回廊へのコミットメントを示していると語った。
回廊のモダリティーに関する最初の会合は3月14日にアターリ·ワーガ(Attari-Wagah)国境のインド側で開催された。
しかし、3月29日になって、ニューデリーは、イスラマバードに対し、プロジェクトに関してパキスタンによって任命された委員会の何人かのメンバーに関して強い懸念を伝えた。
インドはまた、4月2日にパキスタン側で開催される予定だった同プロジェクトに関する合意済みの会議を延期した。
回廊は聖地を訪れるシーク巡礼者に通路を提供するもので、巡礼者は一年中聖地の神殿を訪れることができるようになる。回廊を再開し、パキスタンのシーク寺院への円滑なアクセスを可能にすることは、全てのインドシーク教徒にとって長年の夢とされて来た。
【ニュースソース】
India accepts PM Imran’s offer for talks: sources
No request for talks with Pakistan: India
India proposes meeting with Pakistan on Kartarpur Corridor
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