1996-01-19 ArtNo.4649
◆<星>DBS、チャイナ・スクウェアー・サイトに1番札
【シンガポール】DBSバンクは用途の変更が自由に行えるいわゆるホワイト・サイトとして注目されたチャイナ・スクウェアーの99年リース権付き3万3125.9平方フィートの開発用地に3億6730万Sドルの1番札を入れた。
同入札価格は平方フィート当たり800Sドルと、アナリストらが予想した800-900Sドルの下限に近く、セシル・ストリートの隣接地におけるストレーツ・スチームシップ・ランドの落札価格1平方フィート当たり1104Sドルを28%下回っている。しかしアナリストは後者との価格差は不動産市況を反映したものと言うよりは、立地条件の魅力の相違によると指摘している。DBSの入札価格はウィンタイが入れた2番札を1.7%、ファースト・キャピタル・コープの3番札を5%、それぞれ上回るだけで、抜け目ないものとアナリストは評している。 ミドル・ロードの2万7992.6平方フィートのもう1つのホワイト・サイトにはマレーシアのIOIプロパティーズが5220万Sドル、1平方フィート当たり444.18Sドルの1番札を入れた。またベンクーレン・ストリートの7万993.3平方フィートの用地にはウィンタイが2番札を22%上回る1351万Sドル、平方フィート当たり453.2Sドルの最高価格を提示した。
結局今回の都市再開発局(URA)の土地セールではホワイト・サイトは入札価格にはほとんど影響を及ぼさず、アナリストが予想した通りの結果となった。(ST,BT,LZ:1/18,SEAnews95/10/27号参照)
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