SEAnews 2018-12-07 ArtNo.46481

【イスラマバード】パキスタンのイムラン・カーン首相は１２月５日、米国の平和特使と会談、隣国アフガニスタンにおける長期にわたる戦争を政治的に解決することに対する支援を約束した。
　アフガニスタン駐在のザルメイ・ハリルザド米国大使のイスラマバード訪問は、ドナルド・トランプ大統領が、タリバン武装勢力と西側が支援するアフガニスタン政府の１７年に及ぶ戦争の終結にパキスタンの支援を求めたのを受けてなされた。ジョージWブッシュ大統領時代にアフガニスタン、イラク、そして国連大使を務めたアフガニスタン生まれの米国外交官ハリルザド大使は、３ヶ月前にトランプ大統領からアフガニスタンにおける和平交渉を担当する特命大使に任命された。
　カーン首相府は、その声明の中で「首相は、政治的解決を通じたアフガニスタンにおける平和と和解の実現こそ、パキスタンの長期的利益に合致することを重ねて強調した」と述べている。同声明文は、「米国指導部は、和平と言う共通目標に向かって前進するためにパキスタンと協力することに期待している」とのハリルザド大使の発言を引用している。

○カーン首相、真摯な日パ関係に満足の意表明

【イスラマバード】パキスタンのイムラン・カーン首相は１２月５日、同国の開発投資パートナーとしての日本の重要性を認め、両国の真摯な友好関係に満足の意を表明した。首相はこのほど当地を訪れた日本の薗浦健太郎内閣総理大臣補佐官(国家安全保障関連政策担当)と会談した。
　首相は、若い人口と未開発の鉱物資源に恵まれ、計り知れない経済的潜在性を有するパキスタンへの日本の積極的な投資を要請した。首相は、特に貿易、投資、インフラストラクチャー、人材育成の分野におけるより広範な協力に期待を表明した。
　薗浦国家安全保障顧問は、二国間関係の一層の強化に対する期待と、パキスタンのテロとの戦いに対する日本の高い敬意を表明した。

【ニュースソース】

PM Imran Khan meets US peace envoy, pledges help on Afghan war

PM expresses satisfaction over cordial ties between Pakistan, Japan

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