【ニューデリー】アグスタウェストランド社製要人(VVIP)輸送ヘリコプターの360億ルピー取引を仲介したとされる、クリスチャン・マイケル氏は12月5日、デリー裁判所に出廷した。同法廷は中央捜査局(CBI:Central Bureau of Investigation)による5間の拘留尋問を認めた。
英国市民権を有するマイケル氏は、同案件に絡んでアラブ首長国連邦(UAE)による本国送還手続き後、火曜(4日)夜遅くにインドに連行された。彼はアルヴィンド・クマールCBI特別判事に引き渡され、後者は資金の流れを検証するための拘留尋問を必要とする最高捜査当局の嘆願に基づき、彼を5日間警察に拘留する措置をとった。
CBIの主張によれば、仲介業者とされるクリスチャン・マイケル氏は、アグスタウェストランド社によって仲間に引き入れられ、VVIPヘリコプター取引を処理するために別に二人のインド人ブローカーを仲間に引き入れるよう指示されたと言う。
ナレンドラ・モデイ首相は、選挙戦たけなわのラジャスタン州パリ県サマープールで水曜に催された集会の席上、「君たちは、何百億ルピーのVVIPヘリコプター詐欺に関する今日の新聞記事をもう読んだろう。マダム・ソニア・ガンディーの手紙に気づいたかな。我々がこのファイルを見つけるための権限を手に入れた時、我々はそれをとことん探し続け、とうとう『ラズダール(razdaar全ての秘密を知るもの)』を見つけた。」と語った。
一方、国民会議派リーダーのランディープ・サージュアーラ(Randeep Surjewala)氏は、インド人民党(BJP)を槍玉に挙げ「今朝以来、首相のナレンドラ・モディ爺(Modiji)は、スカンク砲炸裂させ、根拠のないフェイクニュースを振りまいている。すべての詐欺に例外なく関っているのは彼自身だ。これからは彼をダーマダール(Daamdaar)と呼ぶことにしよう。彼は全ての詐欺のサンジャダール(sajhedaarパートナー)だからだ。」と嘲笑した。